山と日常をつなぐコーヒーという存在
山に行った翌日、家でコーヒーを淹れていると、不思議と前日の景色を思い出すことがあります。
特別なことをしているわけではないのに、山と、いまここが、ふっと重なる瞬間。
こんにちは、YAMAdeCoffee 店主です。
山で飲む一杯と、
日常で飲む一杯。
この二つは、
別々のようでいて、
実はとても近いところにあります。
山は特別、日常は当たり前?
山は非日常。
日常は、毎日の繰り返し。
そう思われがちですが、山に通うようになって、その境界は意外と曖昧だと感じるようになりました。
山で感じることは、静かさだったり、自分の呼吸だったり、目の前の景色だったり。
どれも、本当は日常の中にもあるものです。
コーヒーは、その感覚を呼び戻してくれる
家でコーヒーを淹れる時間は、山ほど静かではありません。
それでも、お湯を注ぎ、香りが立ち上るのを待つ間、自然と呼吸が深くなります。
その感覚が、山での休憩と、どこか似ている。
コーヒーは、
山で開いた感覚を、日常に連れて帰ってくれる存在だと思っています。
焙煎で大切にしていること
焙煎をするとき、僕が一番気にしているのは、
「どんな時間に飲まれるか」です。
目が覚めたばかりの朝。
仕事の合間。
一日を終える前。
そこに、山で感じたような、余白をつくれるかどうか。
強すぎる味は、日常では疲れてしまう。
だから、静かで、でも、ちゃんと印象に残る味を目指しています。
山に行けない日も、山は続いている
忙しくて山に行けない日。
天気が悪い週末。
それでも、山で過ごした時間は、なくなりません。
コーヒーを飲むたびに、
あのときの空気や、景色や、気持ちが、
ちゃんと残っていることに気づきます。
山は、
行っている間だけのものではなく、
日常の中にも、静かに続いている。

山と日常の間に、コーヒーがある
山で飲む一杯。
家で飲む一杯。
そのどちらも、自分の時間を取り戻すためのもの。
山と日常を行き来しながら、
その間に、いつもコーヒーがある。
それが、
僕にとっての、山とコーヒーの関係です。
次回は、
「焙煎士として“強すぎない味”を選ぶ理由」について、
もう少し踏み込んでお話しします。
また山で。
また日常で。
また一杯。
