至福の山コーヒー入門:第1回【道具編】

「山で飲むコーヒーのために。」

頂上で一息つきながら、立ち上がる湯気と香りに包まれる瞬間。それは、登山というアクティビティを何倍も贅沢にしてくれる魔法の時間です。

これまで本ブログでは、様々な山での一杯やこだわりのギアをご紹介してきましたが、「これから始めてみたいけれど、何を揃えればいいの?」という声をいただくことも増えました。そこで今回から、改めて「山で飲むコーヒー」をゼロから楽しむための連載をスタートします。

第1回は、これさえあれば間違いない「最小・最強の基本セット」についてご紹介します。


なぜ「山で飲むコーヒー」は道具選びが重要なのか?

家で淹れるのと、山で淹れるのとでは環境が全く異なります。

遮るもののない「風」、刻々と変わる「気温」、そして1gの重さが体力を削る「パッキング」。山コーヒーの道具選びは、単に美味しい一杯のためだけでなく、「過酷な環境でいかに快適に、かつ荷物をコンパクトにまとめるか」という、登山ならではのパズルを楽しむプロセスでもあります。

【厳選】これだけでOK!基本の道具5選

まずは、これだけ揃えれば山頂カフェが開店できる5つの必須アイテムを見ていきましょう。

1. シングルバーナー

お湯を沸かすための熱源です。家庭用とは違い、手のひらサイズに折りたためるものが主流。風に強い構造のものを選ぶと、山の上でも安定して火を扱えます。
私の場合、4種類バーナーを持っていますが、最強はジェットボイル。コッヘルがセットになっていて500mlの水が約90秒ほどで湧きます。あと、SOTOのアミカスもお勧めです

2. クッカー(コッヘル)またはケトル(ヤカン)

お湯を沸かすための「鍋」です。軽量なチタン製か、熱伝導率の良いアルミ製か。ケトルは注ぎ口があるので、ドリップの際にお湯を細く落とせるので便利です。僕が使っているのはキャプテンスタッグの600ml沸かせるやつです。

3. コーヒーミル

山で飲むコーヒーを最高にするスパイスは、挽きたての香り。ハンドルが取り外せるアウトドア専用のコンパクトなものがおすすめです。

※味に大きく影響されるミルですが、山には軽い事が優先されます。僕が持参するのが、KingrainderのP0 です。他にキャプテンスタッグも軽量、低価格でおすすめです。

4. ドリッパー

荷物を軽くしたい登山では、折りたたみ式やバネ式が活躍します。ザックの隙間にスッと収まる収納性は、山道具選びにおいて正義です。
これは色々探してみてくださいね。ダイソーにもありますよ。

5. マグカップ

せっかくのコーヒーが冷めにくい保温性の高いマグや、直火にかけられるシングルマグなど。手に馴染むお気に入りの一つを見つけましょう。

道具を選ぶときの「3つのチェックポイント」

  • スタッキング(収納性): クッカーの中にバーナーやガス缶が収まるか?
  • 重量: 1gでも軽くすることで、景色を楽しむ心の余裕が生まれる。
  • 愛着: 最終的には、自分が「これを使いたい!」と思えるデザインか。

次回予告:豆の選び方と挽き方のコツ

道具が揃ったら、次は「中身」の話。次回は、山の環境に合わせたコーヒー豆の選び方や、標高による味の変化について深掘りしていきます。

あなたの山歩きが、最高の一杯でさらに輝きますように。

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